01/ 国土交通大臣認定居室


~エアープロットを窓ガラスに塗る~


エアープロット技術の研究開発は7年間の歳月を経て、2010年よりエアープロットシステムを適用している居室は“国土交通大臣認定居室”として認定されました。(建築基準法第68条の26第1項の規定に基づき、同法施行令第20条の9に適合する)
エアープロットを居室の窓ガラスに塗るだけで、居室内のホルムアルデヒド(HCHO)濃度を概ね0.1mg/㎥(基準値)以下に保つことができます。
分解除去の効果効能は5年間持続します。日本国内の光触媒業界で唯一、国土交通大臣認定を取得した触媒の特許技術です。

ホルムアルデヒド低減性能試験結果報告書
(小型チャンパーを用いたホルムアルデヒドの低減性能試験の試験結果)


詳しく検索:https://www.seinokyo.jp/ninteidb/pub/search/
(検索NO.RLFC-0004) 

02/ エアープロットシステムが認定を取得した背景(ホルムアルデヒドの分解除去)

背景:新築住宅に於いて、建材や調度品などから発生するホルムアルデヒドなどの化学物質やカビ、ダニなどの室内空気汚染による健康への悪影響は、「シックハウス症候群」と呼ばれています。家具からも発散される場合があるため、機械換気設備の設置が義務付けられました。(これを24時間換気システムと呼びます)

エアープロットシステムを適用している居室は「居室内のホルムアルデヒドHCHOの濃度を0.1㎎/㎥以下に保つことができる大臣認定を受けた居室」として、「内装仕上げの規制」と「換気設備設置の義務(24時間換気)」から除外されます。換気扇の性能に代わり、エアープロットを窓ガラスに塗れば空気浄化効果があると認められたからです。

結論:エアープロットを窓ガラスに塗ると、シックハウスになる原因物質を分解除去してくれるため、シックハウス対策のできる商品として国土交通大臣に認定されました。

03/ エアープロットの構造及び分解除去性能のメカニズム


エアープロットを窓ガラスに塗るだけで、居室内のホルムアルデヒドの濃度を基準値以下に保つことができます。
適用範囲:住宅等の居室及び非居室
適用ガラス:基本的に全てのガラスに塗布可能ですが、すりガラスの場合は使用できません。
(ファイル名:エアープロットシステムの構造概要を参考)

04/ 試験環境及び分解除去性能評価データ


①試験内容概要:

エアープロットを窓ガラスに塗れば換気扇の代用になり、新築住宅のホルムアルデヒドが分解除去され、換気回数を0.3回~0.2回/hまで減らすことができます。


②試験環境と基準:

JIS A 1901 に準拠した検証を行い、24時間ごとに測定、連続5日間分解除去性能を検証し、合計1320時間のデータを継続的に測定しました。高温多湿及び基準値5倍の高濃度試験を実施しながら、環境因子(共存物質)の影響(窒素酸化物、硫黄酸化物、アセトアルデヒド、トルエン、タバコの煙、塵埃、オイルミスト)についての検証を行いました。


③試験結果:

エアープロットのホルムアルデヒド分解除去効果は、平均で日中は80%、夜間は30%です。カーテン・ブラインド閉鎖時や紫外線が弱い雨や曇りの日及び夜間等、さまざまな環境でも分解除去効果に影響がありません。有害物質が無害の水蒸気と二酸化炭素に分解され、空気中へ放出されるメカニズムとなり、空気環境に二次生成の汚染物質が全く発生しないので、安心安全な技術と検証されました。実際には使用期間5年を経過しても分解除去効果が落ちることはありません。